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北海道支部「アイノラのつどい vol.6」ご報告

3月も半ばを過ぎ、早くも東京では桜の便りも届きつつあるとの事ですが、こちら北海道ではまだまだ雪との粘り強いお付き合いが続いています。
それでも陽射しは大分あたたかさを感じられるものになってきました。
今年は長く厳しかった冬の分、春の喜びもひとしお深いものになると期待したいと思います!



少々時間が経ってしまいましたが、去る2月16日奥井理ギャラリーにて開催いたしました北海道支部演奏会「アイノラのつどい」vol.6にご来場いただきました皆様に、この場を借りまして改めて感謝を申し上げます。
雪深い中、本当に多くのお客様にご来場いただき、出演者一同も身の引き締まる思いと共に感動を以て演奏させていただきました。
以下、協会員の木村より、当日の模様などをご報告させていただきます。

IMG_3077.jpg

<北海道支部「アイノラのつどい vol.6」~フィンランドの冬の暮らしと音楽~>

※曲目一覧・概要などにつきましては、こちらもどうぞご覧ください。
「アイノラのつどい vol.6」おしらせ

今回は演奏会の初めに、東海大学国際文化学部で教授をつとめられ日本シベリウス協会員としても長いキャリアをお持ちの伊藤大介先生をお迎えし、「フィンランドの冬の暮らし」についてスライドなどを交えながらのご講演をいただきました。

幸い出演者の控え場所からもお話を伺うことが出来たのですが、中でも「何故フィンランドでこれほど『森を歩く』ことが人々の中に文化として根付いたのか」というくだりは、たいへん興味深く聴かせていただきました。
北海道の森とフィンランドの森。育っている樹の種類こそ似ていても決定的に違う点。
皆さんは何だと思われますか?

北海道の山や森に入ってみると、そう簡単に好きな場所へ歩いてゆくことはできません。
なぜなら、人間が整備したり踏み分けた道以外の場所は大抵、ササやブタクサやその他様々な下生えが繁殖しており、それらが行く手を阻むからです。

一方、フィンランドの森というのはほとんど下生えを持ちません。
そのため森の奥に居てもたいてい見通しが良く、人が好きな場所へ自由に歩いていくことへの困難は北海道のそれほど大きくないと言えるようです。
(筆者もフィンランドに留学していた折、ヘルシンキ郊外の学生アパートの裏手にある森を暇さえあれば歩きまわっていましたが、確かに「日本の森よりあっさりしていて明るい感じがするなあ」と思ったものでした。)

そんなお話の他、大人からこどもまでが楽しむソリ大会の様子など40分ほどのご講演の後は、演奏者も交えてフィンランドの冬の印象深いエピソードなどについてのクロストークをお送りしました。
ホルンの上田さんの「オーロラを見せられ過ぎてうんざりした。太陽の光の方がどれだけありがたいかわからない」という実感のこもった笑い話には、羨ましいようなちょっぴり気の毒なような…。(フィンランドの冬は日の高く昇る事のない時期が少なくとも4ヶ月ほど続きます。)

ちなみに筆者がクロストークでお話させていただいた、ヘルシンキ市内で通りすがりのご婦人に「ihanapipo(ステキなニット帽)!」と叫ばれた帽子はこちらです。
Ihanapipo2.jpg
ヘルシンキから船で3時間ほどの対岸にあるエストニア・タリンにて求めたものでした。
森と空のグラデーションがとても気に入っています。

前半のお話の時間の後には、お客様にはコーヒーと小さいシュークリームのサービスでご休憩いただき、1時間ほどのコンサートをお送りいたしました。
シベリウスの素朴でいてどこか謎めいた風のある小品や、一転して劇的なヴァイオリン協奏曲の第三楽章、そしてメリカントの歌曲などを演奏いたしまして、最後は恒例のフィンランディア、そしてアンコールの「梢の高みにて」で終幕とさせていただきました。
友情出演いただいたソプラノの松井希さん、オーボエの岡本千里さんのお二人も、素敵な演奏をありがとうございました!

IMG_8656.jpg
終演後に。
写真左より、駒ヶ嶺ゆかり協会理事、林ひかる会員、上田博美会員、木村悠子会員、浜島泰子会員、松井希さん。


また、毎回この札幌での「アイノラのつどい」へ多大なるご協力をいただいている奥井館長ご夫妻、調律の松岡さんにも、この場を借りてあらためて心より感謝を申し上げます。



北海道支部では、この秋からシベリウス生誕150周年を迎える2015年に向けての記念企画をスタートいたします。
全4回に渡りまして、シベリウスの弦楽四重奏の世界、彼の愛した楽器ホルンの音色による世界、そしてピアノ音楽の世界による企画を、鋭意準備中です。
続報はまたこちらでもご報告させていただきます。



(文・木村悠子)
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日本シベリウス協会北海道支部の情報発信ブログです。
北海道支部の活動報告や、シベリウスをはじめとした北欧の作曲家の作品を取り上げるコンサートなどについて、ご紹介していきたいと思います。

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