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北海道支部アイノラのつどい Vol.10 ご報告

日本シベリウス協会北海道支部 全4回シベリウス誕生150年企画シリーズⅣ
『アイノラのつどいVOL.10』
シベリウス弦楽四重奏全曲演奏会VOL.Ⅱ

2015年4月19日(日)14時開演 奥井理ギャラリー

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北海道支部会員の浜島泰子(1stバイオリン)林ひかる(2ndバイオリン)鈴木理恵(ヴィオラ)中川恵美(チェロ)によって結成した『アイノラ弦楽四重奏団』による第2回「シベリウス弦楽四重奏全曲演奏会」を開催いたしました。
プログラムは、変ロ長調 作品4と ニ短調「親愛なる声」作品 56でした。
プログラムノートは、前回に引き続きまして、佐藤まどか理事にお願い申し上げました。
会場一杯に約80名のお客様が足を運んで下さり、和やかな中にも真剣に耳を傾けて下さるシベリウスファン、アイノラファンの皆様のお陰で盛会となりました。
以下、出演者お二人と、受付スタッフの木村悠子協会員による感想を掲載致します。


~「シベリウス弦楽四重奏全曲演奏会VOL.2」を終えて~

■浜島泰子(第1バイオリン)
 北海道の春らしく清々しいお天気の中、弦楽四重奏曲全曲演奏会Vol.2の公演当日を迎えました。
会場である奥井理ギャラリーの窓から見える新緑の木々を背に、ユニゾンではじまる弦楽四重奏曲変ロ長調の緊張感あふれる第一楽章の冒頭。どこか民謡調なメロディが哀愁を感じる第二楽章を経て、軽快な第三楽章、流れるような第四楽章へと進み静かに曲が閉じるまで 緊張しながらも弾き終えました。休憩を挟んで、「親愛なる声」もまた ソロではじまる緊張感…。しかし次第に15年以上前になってしまいましたが、シベリウス・アカデミーに交換留学生として滞在していた時に見たフィンランドの景色やアイノラの風景などを思い出しながら演奏していました。全二回の弦楽四重奏曲演奏会を通して、ご来場下さった皆さんにシベリウスの弦楽四重奏曲の魅力を十分にお伝え出来たか自信はありませんが 私個人としては 生誕150年という節目の年にシリーズで演奏させて頂けたことを大変幸せに思っています。ご来場いただいたお客様、演奏会を支えて下さった協会員のスタッフの皆さん、そして全二回を通じて素晴らしい曲目解説を書いてくださいました佐藤まどか理事には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

■林ひかる(第2バイオリン)
 シベリウスの弦楽四重奏曲と言えば誰もが「親愛なる声」を思い浮かべるのではないでしょうか。シベリウス自身がバイオリンを愛し奏でられたからこそのこれらの作品は、2年間の取り組みを通し、フィンランドが生んだ大作曲家の青春時代からの道のりを垣間見れたような思いでいます。 バイオリン協奏曲やシンフォニーのイメージが強い私にとって、初期のカルテットは取り組むうちに今までのイメージを取り払わなければなりませんでした。 
 昨年第1回目の演奏会で演奏した作品JS184 Es durについても、当初の厳格且つ威厳に満ちていたイメージが、どこまででも続く息の長いメロディーを感じた事で、この作品への感じ方が一気に変わりました。同様に他の作品からも、今までに見たことのないシベリウスの表情を次々に感じました。出会ったことないシベリウスの若かりし頃の作品から、最後に演奏した作品56「親愛なる声」までの全5曲、約2年をかけ演奏出来た事で様々な変化を感じました。果たして私自身はどのように変わったでしょうか……。等としみじみと考えています。
 ところがなんとシベリウスの弦楽四重奏曲はまだ存在する事が発覚いたしました。更にシベリウスの変化を垣間見つつ、自分自身の変化も見られるかどうかは今のところ未定ですが、もしこのシリーズを継続する機会があればこの上ない喜びです。
 最後に、今日までの演奏活動の中で「弦楽四重奏」にじっくりと向き合う機会がなかった私でしたが「アイノラのつどい」開催を通じこの機会に恵まれた事は、これからの私の音楽においても、影響を与えた2年間となりました。この公演を支えて下さった皆様に深く感謝申し上げます。

■木村悠子(スタッフ)
 日曜の午後の藻岩山麓・奥井理ホール。穏やかな天気の中、まだ芽吹く前の木々を背景に「シベリウス弦楽四重奏曲全曲演奏会vol.2」が開催されました。この日は昨年の「vol.1」からちょうど1年、協会外でも幾度か「アイノラ弦楽四重奏団」としての本番を重ねてきたメンバーのアンサンブルを楽しみに、多くのお客様がお越しくださいました。
 プログラムの前半は、演奏される機会の少ない「変ロ長調」作品4。初めてこの作品を耳にしたというお客様も少なくなかったようですが、若さ溢れるみずみずしい響きに魅了されたとの声を多く伺いました。メンバーも、三日前に行われた通しリハーサルで浮かんだ反省などを活かし、より集中した演奏内容に手ごたえを感じていたようです。休憩をはさんで、後半は名高い「親愛なる声」作品56。楽章ごとの風景の変化、速い掛け合いの部分のアンサンブルにも聴きごたえがあるものでした。アンコールは「アンダンテ・フェスティーヴォ」。濃密な音に満ちていた空間がふっと優しくときはなたれるような、爽やかな余韻を与える演奏でした。
 11月22日に予定されている「祝祭シベリウスフェスティバルin Sapporo」も、今回の弦楽四重奏団のメンバーを核とし準備が進められています。これまで積み上げてきた北海道支部としての運営の経験や反省を元に、自分は裏方として、大いに盛り上げていけたらと思っております。

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